■■■2003年春の国際奨学金贈呈式の日が決りました。■■■
相模原国際奨学基金
私たちは15年近く前から相模原市に住んでいる、または相模原市にある学校に
通っている外国人の私費留学生の方達に年に春と秋の2回、3万円ずつの奨学金を
贈呈してきました。 今年も春の贈呈式の日取りが決り、広報「さがみはら」など
に掲載して奨学金受給希望者を募集しています。身近に推薦できる留学生がいたら
所定の用紙に記入の上 3月31日までに下記にお送り下さい。但し
他の機関から奨学金を受けていない、廉価住宅の提供を受けていないなどの条件が
あります。
相模原国際奨学基金理事長 伊倉二郎
(相模原市西橋本2-19-13、 п@042-772-2939)
4月5日の理事会で審査の結果、贈呈式のご案内をお送りします。
贈呈式 日時: 4月19日(土) 午前10時〜12時
場所: プロミティふちのべ 2F 会議室
所定の用紙は伊倉宅またはSIAの事務局(E-mail info@sia-jp.net)にあります。
国際奨学基金の原資は 今までは伊倉理事長を中心とする橋本地区の古紙回収
奉仕団による橋本駅構内での回収活動や皆さまのご寄付などにより支えられてき
ました。
奨学金受給者の数も延べ230人を超え、和やかな心の繋がりもできてきました。
しかし、最近では駅構内での古紙回収ができなくなったり、不景気でご寄付が減
少しているので、去年は皆さまのご協力を得て相模原市国際交流協会と共催でバザ
ーを行い、基金の充実を図ってきました。
これからも どうぞ なお一層のご支援、ご協力をよろしくお願い致します。
国際交流ニュースに寄せられた以前奨学金受給し、現在会社にお勤めしている
Kさんの感想、 またこのささやかな民間人による国際奨学金贈呈活動を応援し
寄せられたTさんのあたたかい提案をご紹介いたします。
■■■いつもありがとう■■■
帰国子女 K
私は昨年3月に専門学校を卒業しました。 それまでは、ずっと国際奨学基金
の奨学金のお世話になっていました。
社会人になって、楽しいこと、辛いこと、嬉しいこと、悲しいこと、初めて経験
することばかりで、内心悩みを抱えていました。
昨年11月の奨学金贈呈式に姉と一緒に出席し、協会の皆さまに話を聞いて頂い
て、いろいろアドバイスを頂き、「私の悩みを真剣に聞いてくれる人がこんなにも
いるんだ! 私は一人じゃない!」と思えるようになり、気持ちがとても楽になり
ました。
今では、何事に対しても、前向きな姿勢で望めるようになりました。 いつも心
配をかけてごめんなさい、そして、これからもよろしくお願いたします。
■■■国際奨学基金を私たちの手で■■■
SIA会員 相模原 T
国際奨学基金の原資が、現状ではあと数年で底を突いてしまうということを最近
知りました。 私が推薦して、奨学金をいただいている留学生もいるので、私にで
きることはないかと考えました。
去年、協会では国際交流フェスティバルに参加して奨学基金のためのバザーを行
いましたが、通常の資金調達の主力が「古紙回収」ということなので、私は現在、
古新聞を販売店による回収や資源の日に出すのをやめて家にストックしています。
また、友人や知人にも、もしこの提案が実現したらよろしくと理由を話し依頼し
ています。
しかし、一人の力は微々たるものです。 それに私にはクルマがないので持って
おられる方の協力が不可欠なのです。
また、たとえ実現しても、これが国際奨学基金の存続にどれ程の効
果があるかという懸念がありますが、先ずは会員の皆さまに提案しようと思い投稿
しました。
◆◆◆ 以下は 相模原国際奨学基金の紹介です。◆◆◆
相模原国際奨学基金
伊倉
相模原市国交流協会が発足し6年ほどたって、市民の一篤志家から「留学生のために
使って下さい」と10万円の寄付金がありました。協会は埋事会で会員にも呼びかけて
さらに寄討金を募り、奨学基金とすることになりました。
約30万円の基金で゛【相模原国際奨学基金】制度を設立し、12名の埋事会を構成し
て 1989年の 1月に発足したのです。
はじめのころ、奨学金の贈呈式は国際交流協会会員の推薦する留学生を審査し、奨学生と
していたが、広く一般市民にも呼びかけて、埋もれている留学生などをなくすために
9年前からは、市の「広報さがみはら」に募集を掲載していただくことにより該当者が倍増しました。
多いときには一度に 15人になったこともありまLた。基金は発足して間もなく底
をつくことになり、基金調達が難問となりました。市内の
ロー夕リークラブ、ライオンズクラブ、
商工会議所など 13団体に資金援助の依頼をしましたが思うようにはいきませんでした。
先進都市の横洪市、川崎市などは、市としてこの事業か行なわれているので、相模原市
においても行なうように働きかけを続けてきたところであります。
結局、自分たちの手で資金つくりを行なうこととして、1989年の春、京王線が橋本
に乗り入れた時期に、ボランティアを組織して、駅長さんと交渉を重ねて、駅構内八カ所の
「ゴミ箱」から、乗客や乗務員が捨てた、古新聞古雑誌をえり出して束ねて、リサイ
クル用に出して換金し、基金つくりをはじめました。
このことは新聞にもとりあげられましたので
一般市民や団体グループなどからも寄
付金か寄せられるなど、該当留学生にはなんとか贈呈かできています。
しかし、バブル経済がハジケると、再生用古紙の値段は下がり続けて、現在は古紙
回収をはじめたころの
25パーセントの価格になってしまいました。
ボランティアを行なっている人も滅り、75歳を過ぎた人
2人、子ども 3人を含む 8人で
奉仕が続けられています。市内の会社、事務所なピにも出向いています。
今年 春現在、奨学金を渡した苦学生は述べ 197名になっています。
〔 古紙回収作業するボランティアを募集しています〕
◆◆◆ 今年度(2002年度)の募集情報です。◆◆◆(今年は終了しました)
2002年秋の国際奨学金受給希望者募集について
・ 対象は市内に在住か在学の私費留学生で、他の機関から 奨学金、廉価住宅の提供を
受けていない人、 市民の推薦が必要です。
・ 交付は年2回で各3万円
・ 申し込みは所定の用紙に記入し、10月15日必着で相模原国際奨学基金の伊倉二郎さん
(〒229−1131 西橋本2−19−13 )まで。
用紙は希望があればすぐ郵送しますので電話下さい。
◆◆◆ 今年度(2002年度)の贈呈式情報です。◆◆◆
11月2日に第2回国際奨学金の贈呈式が開かれました。
継続の6名に加え、桜美林大学2年生のケイレブ・ボテロさん(20才、アメリカ)
に贈呈されました。
私費で頑張っている外国人留学生や難民の方々へ奨学金の支給をはじめて14年、
古紙回収作業や善意ある方々の資金援助に支えられきましたが、今回で贈呈者の
延べ人数も200人を超え、贈呈額も600万円を超えました。
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